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車椅子で巡る京都のバリアフリー旅行が最高でした!
車いすのバリアフリー活動家 高橋尚子×福祉車両コンシェルジュ【スロープタイプ×レンタカー】-
2022年5月、車いすのバリアフリー活動家 高橋尚子(たかはししょうこ)さんを京都にお招きしました。
初めて訪れる京都、そして旅行。
「観光地を車いすで巡るってできるんですか?」
そんな疑問を次々に投げかけて来られるしょうこさんは、不安と期待の入り混じる目をしておられましたが、
福祉車両コンシェルジュとして、その不安を解消し、もっと自由に、もっと笑顔になるご提案をさせていただきました。▼全編YouTubeはこちら!!
旅行のテーマ:「心のバリアフリー旅行を体験して欲しい」
<1日目>
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熊本県から新幹線で約4時間。
長時間の移動には新幹線の多目的室を利用してお越しいただきました。 -
京都駅に到着された際には、「スロープタイプ」の福祉車両をご用意。
車いすのまま乗り降りができるので、短い距離の移動に適した車両です。 -
弊社にもお越しいただきました!
スタッフ一同、しょうこさんにお会いできてとても嬉しかったです!!ここで弊社代表の水谷と対談企画をさせていただきました。
詳しくは下記動画をご覧ください↓#中古車販売の先駆者ミズタニが福祉車両の事業を始めたワケとは?
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1日目は長時間移動での疲労を少しでも癒していただこうと、京都駅前の「ホテルグランヴィア京都」をご案内させていただきました。
京都駅直結なので、アクセスがいいことはもちろん、迷うことなくチェックインいただけます。
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車いすユーザーの方でも宿泊しやすい工夫の施されたホテルになりますので、ゆっくりとお過ごしいただくには大変おすすめです!!
<協力・観光先>
◆ホテルグランヴィア京都
https://www.granvia-kyoto.co.jp/
京都市下京区烏丸通塩小路下ル JR京都駅中央口 -
<2日目>
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いよいよ京都満喫ツアーのスタートです!
本日の工程は、嵐山⇒清水寺⇒京都駅となります。移動時間を少しでもリラックスいただけるように、「リフトアップシートタイプ」をご用意。
後部座席が回転し車外へスライドダウンしてくれるため、車いすからの乗り降りがしやすいのが特徴です。 -
嵐山では、人生初の人力車にご乗車いただきました。
しょうこさん「実際に乗るまでは、体幹が効かないので『乗れるかな?』と不安でした。
しかし、実際に乗ってみると、背もたれの高さが肩甲骨の下あたりまであるので、『思っていたより安定感があるな~』と思ったのが最初の感想でした。」
<協力・観光先>
◆京都嵐山總本店 えびす屋
https://ebisuya.com/branch/arashiyama/
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-24 -
人力車は、車いすの方でも楽しんでいただくことができます。
京都は観光都市の中でも、「心のバリアフリー」を体験できる場所が多い、と感じています。風が気持ちいい、楽しい、そんな笑顔あふれる声を聞くことができ、弊社も嬉しい気持ちになりました。
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続いて、「清水寺」へご案内いたしました。
こちらは、インターフォンで車いす参拝の旨を伝えると、境内付近まで車でアクセスすることができます。
(事前に予約のご連絡を入れておくと、当日のやり取りがスムーズです)▼「車椅子での拝観はできますか?」
当山防災道路(茶わん坂)の入口より、車両での入山が可能です。本堂のお近くまで誘導し、その後は段差の無い整備された順路で境内を一周していただけます。本堂入口にあたる轟門では境内マップの配布をいたしております。また身障者対応のトイレも複数ございます。有難いことに2011年に国土交通省より、「バリアフリー化推進功労者大臣表彰」を拝受させていただきました。なお、誠に申し訳ございませんが、車椅子の貸し出しのご用意は行っておりませんので、ご了承ください。
車椅子境内参拝MAPのダウンロードはこちら
(音羽山 清水寺HPより) -
砂利道が舗装されていたり、段差がある箇所にはスロープが設置してあったりと、車いす利用者にも参拝しやすい工夫がされていますので、安心して清水寺をお参りすることができました。
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いつ来ても、清水寺は綺麗です。
お二人の素敵な笑顔がたくさん見れて、こちらも嬉しくなりました。
<協力・観光先>
◆音羽山 清水寺
https://www.kiyomizudera.or.jp/
京都市東山区清水一丁目294 -
夕食はアクセスしやすい祇園エリアで京料理をお召し上がりいただきました。
今回訪問したのは、「祇園 はやかわ」さん。京町屋の建物は幅が狭い家屋も多いのですが、こちらは車いすのまま上がらせていただくことができます。
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車いすの方の旅行については、まだまだ難しく考える方がたくさんおられます。
確かに、すべての観光地がバリアフリー化されているわけではないため、
苦労されることも多いと思います。しかしながら、
今回車いすのバリアフリー活動家のしょうこさんに体験いただいたことは、何も特別なことではありません。
誰でも、どんな人でも楽しむことができることを、当たり前のことを当たり前に楽しんでいただいた一つの事例です。 -
たった一つのきっかけで、今までできない・無理だと思っていた京都旅行。
福祉車両は移動手段ですので、単なるツールの1つでしかありません。
しかし、その1つのツールが、車いすユーザーの皆様や、ご家族、友人、関わる方の考え方や人生を大きく変えるきっかけになりうるものであると、私たちは信じています。福祉車両をもっと身近に。
家族や友人が一緒だと嬉しい。福祉車両コンシェルジュを立ち上げた背景にある、こうした思いを、少しでも多くのみなさまに感じて頂ければ嬉しく思います。
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<京都旅行を終えてのご感想>
しょうこさんのYouTubeより障害が重い私は、一人で宿泊することが難しく、家族以外の誰かと連泊するのが事故後初めてでした。
不安はあったけど、何よりもすっごく楽しかった。
また大きな一歩を踏み出せた気がします。
たくさんのサポートに心から感謝です。初めて見る景色、初めての経験。
誰にでも優しい造りに進化する文化財。
そして何より、人の温かさ。”やさしさ”あふれる京都旅でした。思い出に残る楽しい旅を、ありがとうございました。
ミズタニの皆さま、素敵な機会をありがとうございました。
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高橋尚子/Shoko Takahashi
株式会社CREIT 代表取締役1993年、熊本県生まれ。
高校3年生の冬、全日本卓球選手権の帰り道に交通事故に遭い頸髄を損傷。四肢麻痺となり、一生車いす生活を宣告されました。
「前を向いて生きる」と決心するには長い時間を要しましたが、「生きてて良かった」と思えるのは、間違いなく人の支えや優しさに救われたから。その人たちに「元気な姿を見せたい」と、前向きに生きることを決めた。-次は私が、誰かにとっての「一歩踏み出すきっかけ」となれたら-
《主な活動実績》
#東京2020オリンピック聖火ランナー
#熊本バリアフリープロジェクトくまバリ活動中
#新パンテーン エフォートレスCM出演
《web site》
株式会社CREIT
https://creit.co.jp/Shoko車いすLIFE
https://sho-co.com/ -
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河村由実子/Yumiko Kawamura
(愛称:かわむー)
リハノワ代表/認定理学療法士(呼吸)
1991年2月25日広島県廿日市市生まれ。2013年理学療法士免許取得後、亀田総合病院にて勤務。
2017年から県立広島病院でICU専任理学療法士として従事。
病院で働く傍ら、2019年よりFMラジオ局にてメインパーソナリティーとして活動。
また、WEBメディア「リハノワ」を立ち上げ日本全国の医療介護福祉の現場を取材し記事を書く。
2021年に独立。
リハノワの活動を続ける傍ら、ヘルスケアに特化したPR・広報支援活動等を行う。《web site》
https://rehanowa.com/ -
福祉車両のレンタカーのお問い合わせはこちら↓
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<協力・観光先>
◆ホテルグランヴィア京都
https://www.granvia-kyoto.co.jp/
京都市下京区烏丸通塩小路下ル JR京都駅中央口◆京都嵐山總本店 えびす屋
https://ebisuya.com/branch/arashiyama/
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-24◆音羽山 清水寺
https://www.kiyomizudera.or.jp/
京都市東山区清水一丁目294◆祇園 はやかわ
https://gion-hayakawa.jp/
京都市東山区祇園南側570-164
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